子育ての不安
生まれたときには首も据わっていなかった赤ん坊が、1年で立ち上がるようになり、2年で言葉を話すようになり、3年で親と一緒に食卓を囲むことができるようになる……子どもの成長速度には目を見張るものがあり、大人にはない生命力を感じられる子育ては、本来、とても感動的なものです。
しかし、核家族化が進んで家庭のなかに人生経験が豊富な相談相手がいなくなり、雇用不安や乳幼児・児童への虐待といった社会問題が増加の一途をたどる中、人生で一番やりがいを感じるはずの子育てに不安を覚え、心を病むほどに悩む母親や父親も、また、それらと比例するように増加の一途をたどっています。こんな世の中では安心して子育てができないと、結婚しても子どもは持たないように決心している若者もいます。しかし、生殖機能に異常がなければ、愛し合う夫婦の間には、いつか子宝を授かるかもしれません。
出産がはじめてであれば、やったことのない子育てに不安を感じるのは当たり前です。不安を感じるのが普通です。では、そうした子育て不安に、どのように対処したらよいのでしょうか? 社会問題化している「虐待」と、正しい「しつけ」との違いはどこにあるのでしょうか? 一緒に見てみましょう。